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やがて僕は大軍師と呼ばれるらしい

やがて僕は大軍師と呼ばれるらしい (やがてぼくはだいぐんしとよばれるらしい)

WR2019/09/25にMF文庫Jより発売された小説。イラストは片桐雛太氏。

舞台は七国十四州から成る土地。寒冷化と伐採による水不足等で土地が荒廃していく戦国の世で、後に伝説の大軍師と呼ばれる少年ガーディの物語。

設定として明治時代に翻訳された海外ファンタジー作品を、現代日本語でリライトした、という事になっている。

登場人物

  • ガーディ:主人公。エルフの村で育てられた人間の少年
  • フローリン:沿海州のイントラシア辺境領領主を務める少女。金貨姫とも。
  • ナロルヴァ:シンクロの娘。オークを祖母に持つクォーター。
  • シンクロ・ナウロネレド:フローリンの護衛を務める武官で半オーク。ナロルヴァの父親。煉獄耳という権能を持つ。
  • 長老:エルフの里の長老。珍しい老境に差し掛かったエルフ。
  • タウリエル:ガーディを拾い、育てたエルフの少女。見た目は下手すると童女。ガーディを溺愛している。
  • タヘー:ガーディと親しい人間の少年。タウシノの集落にほど近い人間の村落の村長の七男だか八男。ガーディから届いた便りをタウリエルに報告しているが、それを空想だと思っている。
  • シリスランネ:人間の少年。ガーディやタヘーと共に任務に就くが…
  • メイ:ピクシー。ガーディに助けられ、一族郎党で彼に仕えることに。
  • フェリン:人狼の娘。歳は十五。グランドラ王の軍勢に村が占領されたため従っていたが、先走ってフローリンを襲撃した為に村を焼かれてしまう。後にひょんなことからガーディの同心という形で、部下として配属されることに。
  • グランドラ王:督戦王日安(ガバナーオブソルティス)とも。人類至上主義を掲げ、魔法や権能を使わず、銃と戦略を用いて戦う。当人は狸にマントを羽織らせたような外見だが、かなりの剣の使い手。
  • ラムマゴール:グランドラ王に仕える兵士(後に王直属の護衛)。250歳。身長八尺はあろうかという巨体で、静州で墓守を務めていた丘巨人の末裔。グランドラ王に先々々代(150年前)から仕えている。
  • アイオロス:聖ダビニウス青銅騎士団の長。タウシノの長老によれば、二〇代前の祖先はエルフの継嗣子だったとか。
  • アンドゥイレド:人間の男性。初登場時45歳。フローリンの下で財務官僚を務める。白髪で、オークよりもオークらしいと言われる太った外見。
  • テイ:ゴブリンの少女。3歳。元はティ(10)という名だったがリエメンの侵攻で村を焼かれたところをガーディ達に救われ、彼の養嗣子となり名前を与えられる。後に高名な歴学者、天文学者となる。
  • お嬢さん:若くて白いトロールの女性。ガーディに命を救われ、MBT(メインバトルトロール)として戦う。リンナール山道の戦いで命を落とした。
  • マーチ:メイの部下のピクシー。
  • スナガ:オークの男性。リエメンの輜重隊の卒だったが、ガーディ達に降伏。武人として戦い、後に人間の子供を養子として親子ともどもガーディの臣下となった。
  • ウスイ・ローヴ:人間の男性。60歳。戦歴45年を誇るリエメンの宿将。リンナール山道の戦いでガーディに追い詰められるも、多大な犠牲をもって一矢を報いると山から身を投げた。かつてニフレディルをギメルの手から守ったとされている。
  • ギョーム:リエメン人。ウスイと共にリンナール山道で戦うも、ガーディによって片目を失う。ウスイの死をニフレディルに告げた後、彼女の近侍となる。
  • ギメル・リエメン:故人。リエメンの雪豹と呼ばれた当主。第2巻の前年に死去。極端な女嫌いで、目に映る女という女を皆殺しにすると言われており、子供はいなかった。
  • ニフレディル・リエメン:人間の女性。9歳。大陸系の銀髪。ギメルの死後、親戚筋から当主として擁立された。
  • ヴァリー:人間の傭兵。歳は20の半ば頃。銃と短剣を扱う傭兵集団の長。依頼を受けた際にガーディを女だと思い込んでいる。
  • ゴロイゼン・ガボート:リエメンの将軍。西方侵攻軍5万を率いるも、グランドラ王とイントラシア軍の双子要塞による防衛戦で敗北。最期は勝てぬと判ると本陣の部下を斬殺し、自身は鎧を付けたまま川へと身を投げた。
  • 禿頭のスヴェン:ヴァリーの部下の傭兵でオーク。視力がよく、遠くに現れたリエメン兵を見つけた。傭兵だったヴァリーの父と友人だった。
  • メンドリニウス:リエメンの将軍。東国方面の侵攻軍司令官で北国の奉じる神の信奉者。ゴロイゼンとは犬猿の仲。捕虜となり、後にとある商人の執事となって90歳まで生きた。
  • ベレンブンド:森州出身。40歳。エルフ語で大きな鼻という名前の通りの鼻と甜瓜のような輪郭の持ち主。エルフの血を引くとされ、200歳まで生きた。晩年、ガーディ公記を書き上げる。
  • シルヴァン:後の世のイントラシア王子。病弱だったため、ベレンブンドの書いたガーディの話を喜び、自らが亡くなった後もこれを書き続けるよう言い残した。

登場する地名

物語開始時点で七国十四州で構成されている。また、外に大陸があり一部の国は貿易を行っている模様。2巻に大まかな地図があるが、いくつかの州と東国のみが記載されている。

  • 雪の平野:タウシノの西にある平野。グランドラ王によって聖ダビニウス青銅騎士団が撃退された地。
  • タウシノ:ガーディの故郷。漢字では森州(タウ)品濃(シノ)。耕作などに不向きな土地で、エルフたちが守り抜いた森の恵みで生活している。
  • 森州:タウシノのある州。谷が多い土地で大きく北部・中部・南部に分かれるが寒冷期による伐採とリエメンの略奪で北部・中部は荒廃している。シノ川という巨大な川が流れている。後に南部はガーディによって平定され、いくつかの飛び地が領地として与えられた。
  • 北国:聖ダビニウス青銅騎士団の本拠地。戦争の仕方が大分古式。
  • イントラシア:沿海州を治めるフローリンの母国。数少ない貨幣での経済が成り立つ商業国。父と兄のいる中央本領と、フローリンの治める北方辺境領に分かれている。沿海州で作られた塩と、海外との貿易で財を成している。
  • 陸州:森州の北東に位置する。奴隷狩りで有名なリエメンという国がある。巨大な内海が大半を占めており、ニフレディルの予測では温暖化の影響で近いうちに大半が水没するとの事。
  • リエメン:陸州・近州を領地とする国家。陸州の大半を占める巨大な内海を堤によって干拓していたが、シノ川の水害で堤が壊れてしまう。自国で食料が持久できなくなり、イントラシアへの侵攻を決めた。三又の戦の後、周辺国の侵攻によって滅ぼされている。
  • 沿海州:南部に位置するイントラシア領。西に静州、北に森州、東に東国が隣接。海に面しており、塩の生産地。
  • イグノゴンド城:かつてエルフが建てたという沿海州北部の町。三方をロルン湖に囲まれ、陸側には城壁が築かれている。イントラシア軍の宿営地でもある。
  • 静州:グランドラ王の本拠。沿海州の西隣に当たる。
  • 二日谷:森州でガーディがトロールやゴブリン、オークたちと作った街。竹を使用して二日で谷を埋め尽くすほどの街にしたことからそれが地名になった。
  • 東国:陸州と沿海州に接している広大な国。塩の地と呼ばれる不毛の地があったが、後にリエメンの遺民が移り住み開拓されていく。
  • 近州:リエメンの領土。陸州の北西、森州の北に位置する。
  • 肥州:沿海州と湾を挟んで東、東国の南に位置する。
  • 奥州:東国から北東に位置する。
  • 若州:東国の東、奥州の南、長州の北に挟まれた州。
  • 長州:東国の東南に位置する。肥州の東、若州の南。

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