マージナル・オペレーション

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マージナル・オペレーション (まーじなる・おぺれーしょん)

星海社から出版された芝村裕吏著・しずまよしのりイラストの近未来小説。 本編全5巻。略称はマジオペ。

30歳にして職を失いニートとなったアラタが再就職した先は民間軍事会社だった。研修として向かったウズベキスタンでの様々な出会いを経て、アラタは何を知るのか。

ニート三部作の第一弾。ニート三部作第二弾である「この空のまもり」は本作の30年後にあたる。また、遙か凍土のカナンは本作のループものとして書かれている。短編集として、Fが2014/6/19に、F2が2015/3/12に発売された他、1巻と2巻の間を埋める「空白の一年」が上下巻で2015/9/18と2016/3/16に発売された。また、2016年冬にはシーズン2となるマージナル・オペレーション改が刊行開始。こちらは全11巻が発行された。

2013年7月より、月刊アフタヌーンにてキムラダイスケ氏によるコミカライズが開始。2021年まで連載され、コミックスは全16巻。

WR/2012/09/12よりオンラインゲームであるガン・ブラッド・デイズとのコラボレーションもおこなわれ、アラタ(新田良太)、ジブリールソフィア・グリンウッドクロード・ランソンのカードが登場した。 また、特別ストーリー任務において、ガン・ブラッド・デイズの登場人物との関係が示唆され、さらにソフィアの安否が気遣われるような情報も漏らされた。

短編集Fにて、「(ガン・ブラッド・デイズでの)運命の出会いがなかった」イーヴァ・クロダが登場し、F2では、井坂ナミおよび鈴木郁男と同一人物(もしくは同一存在)と見られる鍋島ナミおよび高原イクオが登場している。

クロード・ランソンが「黒にして真珠のロイ・バウマン」と示唆されており、さらに03巻の人物紹介で報告者の名が「くが みちこ」とされている(玖珂ミチコとの関連は03巻時点では謎である)ことから、式神の城世界(あるいは旧セプテントリオンまたはクロス・アクシャなどの世界移動組織)と何らかの関係があると見られる。

富士学校まめたん研究室分室で開発される小型のロボット戦車「まめたん」も短編集F以降に登場しており、同じ世界と見られている。 まめたんの技術は「宇宙人相場」に登場する宇宙人から提供されているという言及があるため、こちらの作品世界とも同じであると思われる。

02のジブリールのパスポートの発行年が2023となっている一方、03の「くが みちこ」さんのレポートの日付が2022.5.12にも関わらず内容的には02の直後のようである。 また、Fでは平林氏が2020であるような発言をしている。 なお、ジブリールの年齢ごまかしは2年とされている。 本編02と03では1年から2年、03とFでは2年の時差が見られる。 このため、この間にワールドクロスループなどの何らかの影響があった可能性がある。

F2には「クロス・アクシャの総統が登場している」との情報がある。

なお、アラタとオマルはWR/2012/8/28の時点で既に芝村氏と接触を持っており、ガン・ブラッド・デイズにおいても他世界存在を示唆する発言が見られるため、世界移動している節がある。

登場人物

本編

F(差分のみ)

F2

  • パウロー
  • 専任軍曹:姓名不明。軍学校の関係者。演習では下士官役を務めた。
  • 柳(りゅう):軍学校の関係者。中国での演習でアラタの下士官を務めた。
  • 徐:軍学校の関係者で半分白髪の男性。演習では政治将校役を務めた。麦一多はかつての教え子の一人。
  • 董顕光:中国軍人。ドローンについての研修でアラタと知り合う。後、ミャンマーでの戦いに出兵し、撤退の最中単独行動をとっていたジブリールと遭遇し、救助に向かったイブンの狙撃によって死亡。
  • 麦一多:中国軍人。ドローンについての研修でアラタと知り合う。後に陸上ドローンの運用について共に研究し、仲を深めるも董顕光の死によってアラタへの憎しみを深める。
  • 日本国大使:姓名不明。駐中国大使。大使館へと保護を求めてきたアラタ達に巻き込まれる。無線を趣味でやっていた模様。

コミカライズ

  • 岸本亜弥:光輪社新宿爆破テロ事件の犠牲者(死亡)のひとり。おそらくキシモトの娘と見られる
  • 新田ゆき:名前は多分コミカライズが初出(未確認)
  • トレバー:訓練所でアラタを指導していた指導員のひとり。アラタたちがタイに移動した時点での自由戦士社のタイ支社長。コミカライズでキシモトとアラタ襲撃をおこなった。名前はコミカライズが(多分)初出(未確認)

関連書籍

しずまよしのり マージナル・オペレーション画集 01 -ソフィアが主人公の短編「病室の恋」収録。

参考資料

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