黒い箱

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黒い箱 (くろいはこ)

キュビズム・ラブで登場した物。形状は一辺が30cm程の立方体で両手に持てるサイズ。内部に人間の脳髄を収納し、生命維持装置と接続する事で脳髄を生かすことが出来る。

被験者第0号(テスト機)は典子という中学生の少女。病院内での秘匿名はJS(ジェイムスンタイプ・サイボーグ)0。彼女に使用された箱は篠田誠志郎が研究を重ね、ハンドメイドで作った試作品。マイクやカメラに回線を接続する事で、声や聴覚・視覚を得ることが出来る。コミックス発売記念で限定公開されていたSSによると、典子に使用されていたサンプリングボイスはゆり花という女性声優の声が使われた模様。

基本的には室内から動かすことを想定していないが、脳を維持するための酸素を供給する小型ボンベを接続すれば1時間程度なら移動させることは可能。

篠田グループはこれを用いて不死を実現しようとしており、その恩恵に肖りたい政治家へ法律改正のための政治工作を行っていた。また、クロス・アクシャも計画に加担していた模様。

最終的に古い友人により、篠田房江記念病院内の全資料が盗難。計画は頓挫した。

その形状や機能は、人型戦車に搭載されていたブラックボックスによく似ている。

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