かれん

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かれん (かれん)

ラヴ・かれんという兵器のこと、またその試作機。MEIDEAとセットで開発され、MEIDEAの空戦機動時の20Gを越える荷重に耐え得るボディと、瞬時の航法計算を行う頭脳を持ち、敵地(これはファンタジアが出現した米国に相違ないのだが)上空で自爆、「超大規模非核EMP<嵐の王ラヴ>」を呼ぶという仕様で制作された。

海ラヴに登場するかれんは、同級の中でもプロダクション・0、すなわち試作実験型。ラヴ能力以外の全てを有し、スケールは1/1として制作されたもの。本体であるMEIDEA開発のための各種実験用に民間企業アルファ・フジオカにリースされ、その2年後、軍に返還されている。

本来はこの時点で記念博物館行きであったが、軍はかれんに人格がある点を考慮し、彼女の能力から対G能力と航法計算能力を外し、当時設立されたばかりの情報軍に配属した。

対外的には「労働1号かれん・ちゃん」と呼ばれる。5年の歳月と5千人もの科学者、1兆円をかけた、ただの天然ボケ少女(西荻博士談話)である。全てを0から設計した人造人間“ラヴ・カレン”。

実は、「ラヴ」をその身に宿している。この事実を隠すため、遺伝子レベルまでの偽装、記憶の六重封印、伝染を禁止する粘膜接触の禁止動機付けを受けている。そして戦闘能力等は厳重に封印されている。

最後に科学者達はかれんを脱出させ、二人の若き研究員を残し、大規模爆発でこの技術を封印した。

参考資料

  • (海ラヴ)労働1号かれん・ちゃん/政府広報では、汎用人型決戦兵器。/イギリスの諜報機関MI5によれば、「ただの天然ボケ少女」/イスラエルの諜報機関モサドによれば、「カワイイが、ただの天然ボケ少女」/アメリカの諜報機関CIAによれば、「調査必要なし。ただの天然ボケ少女。」/と、力一杯実力を否定されている人の良い人造人間である。/思い込んだら地の果てまでも突き進むガンコさと、失敗したらえへへと微笑って済ませられるリセットの微笑を持つ。

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