水素の心臓

広義では、第3世界の基幹技術。

元々は根元種族が地球にもたらしたものであるらしい。 賢者の石、共生体、あるいは、水と呼ばれる。 生命発生と起源を同じくする寄生体、あるいは進化補完機構である。有機体と接続し、DNAを直接書き換える機能を持った小さな石のような有機非生物であり、ウィルスを下僕とし、ウィルスを以て情報を本体に貯える。 自然に存在する物しかなかったが、AD2264に人工の心臓が開発された。

狭義では、すべての木々を操り、世界樹を従える力と、それゆえに水を操る力を持つ一つの心臓を指す。どの心臓よりも強い、最強の天然の心臓。世界が生み出した一つの可能性。所有者はウラル・カナンである。

エイジャ兄弟は人工の心臓が開発される以前に、双頭の心臓を得たらしい。

絢爛世界においては2070年代、この名を持つウィルス型マイクロマシンによって、各種知類が誕生した。

Aの魔法陣掲示板で行われた「トータルライトDOJO」の舞台である第6世界群の内の一つ(サプリメント神々の宴)には、水素の心臓の鉱脈が存在し、それを「七星大学」を名乗るセプテントリオンが狙っていた。

第6世界では、すべからく水素の心臓の力は魔法となる。高山千恵子は先祖から水素の心臓を受け継いだゲートトレーサーである。また、不思議の側の滝の下にも水素の心臓が埋まっているらしい。これは、千恵子のものとはタイプが違うという。

かつてアルファサイトに水素の心臓を元とする連作ストーリーが掲載されていた。アルファ・システム サーガの特典CD-ROMに収録されている。ひまわりフロントライン、ダーリン＆ヴァルキリー、ダーリン＆エクソダス、魔導の決め手、軍神物語、植物学者カホルの発見の6本からなる。

心臓の種類

• 水素の心臓

すべての木々を操り、世界樹を従える力と、水を操る力を持つ最強の心臓。 世界が生み出した一つの可能性。 所有者：ウラル・カナン（軍神物語・植物学者カホルの発見）

• 諸王の心臓

テレパシー能力を有する心臓。指揮官の証。 所有者：タカツキ・マサヤ（軍神物語・植物学者カホルの発見）

• 治療の心臓

詳細不明。 所有者：エギーユ・アナダン（軍神物語）

• 名称不明

拡張知覚能力を持つ心臓。 所有者：ショーゲ・アニサリ（軍神物語）

• 騎士の心臓

詳細不明。 所有者：タカツカ・アース・マディ（ひまわりフロントライン）

• 超速の心臓

詳細不明。 所有者：スズラン・アース・セイレン（魔導の決め手）

• 不死の心臓

詳細不明。 所有者：ガイガー警部（魔導の決め手）

• AD世紀の神々

詳細不明。 所有者：クーンハット・シンシータグ第一王子（ダーリン＆エクソダス）

• 双頭の心臓

プラス（炎）とマイナス（氷）のエネルギーを操る能力。 プラスエネルギーをマイナスエネルギーで吸収する事が出来る。 所有者：エイジャ兄弟（式神の城）

• 飛翔の心臓

冒険艦大逆転号が使用していた。詳細不明。 所有者：サラリーマン (Return to Gunparade)

参考資料

• (The Heart of Hydrogen-About)賢者の石、共生体、あるいは、水と呼ばれる物。/生命発生と起源を同じくする、寄生体。あるいは進化補完機構。/有機体と接続し、ＤＮＡを直接書き換える機能を持った、小さな石のような有機非生物。/ウィルスを下僕とし、ウィルスを以て情報を本体に貯える。
• (ブレイブニューワールド p.13)同時に、地球ではウィルス型マイクロマシン「水素の心臓」によって、『準人類』各種が続々と誕生していた。
• (Aの魔法陣掲示板 07173 芝村回答)Q>不思議の側の滝の下に埋まっている心臓も、同じタイプですか？/A>いえ、違います
• (Aの魔法陣掲示板 07173 芝村回答)Q>水素の心臓の力は第６世界ではすべからく魔法となるのでしょうか。/A>そうですね。
• (水素の心臓 植物学者カホルの発見 06)「人はなぜ、世代を重ねるのか。水素の心臓を地球に与えた根元種族は、本当に、我々が知的進化しないようにするために、死を、つくったのかと。」
• (水素の心臓 植物学者カホルの発見 設定)世界樹と土着のトチの木の間に生まれた、＜心臓＞。すべての木々をあやつり、世界樹を従える力と、ひいては水を操る力を持つ。人類が生み出したどんな心臓よりも広域で強力な、最強の心臓。/トゥウェルプ・テラが生み出した「一つの可能性。」あるいは意志。/今回はただ出てきただけだが、後、ウラル・カナンと接続。トゥウェルプ・テラ全体を震撼させる事件の原因となる。
• (Return to Gunparade 04)／／第３世界時間　ＨＣ１２５５ 　３月４日　７時３５分/「…量注意！　飛翔の心臓停止！　降下用意！　現在位置、中央世界トゥエルプテラ！」

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