23番目のクラスメイト

23番目のクラスメイト (にじゅうさんばんめのくらすめいと)

「遅れてきた23番目のクラスメイト」とも。また、「23番目のクラスメート」と表記が揺れることがある。

儀式魔術 GPM23によって生み出された、七千人委員会の同一存在。OVERS Ver 1.0あるいは希望号と思われるが、正確なところは不明である。

シーパレード・マーチにおいては、善行忠孝が暮里愛実のことを「23番目のクラスメイト」と呼んでいる。

(シーパレード・マーチ第2話)胸に青い宝石を身につけた、少年と青年の間を/成すような男は、背を向けたまま微笑むと、/また歩き出した。/何もかも笑っているような人物。/それでいて、危険だと思わせる感覚。/後を追い、並ぶ善行。/「君が現れたと言うことは、またデッドエンドが/現れたのか。/世界が進まなくなるような、そんな＜心＞が」/「どうかな。……俺にも分かんねえよ。/ただOVERSが再生産に入ったのは確か/だな。　……それより変わってないな。/４年ぶりだっけ？」/「あれから１月も経ってませんよ。/　今は１９９９年６月です。」/「こっちでは４年は経っている」/「……」/「まあ、俺がここに居ると言うことは……/ここに確かに世界の危機があるんだろうけど…/でも、また会えて嬉しいよ。委員長」/「……私もですよ。/２３番目のクラスメイト。/たとえ世界の危機でも。ね」/従卒の子は攻藍高最悪の不良、/暮里　愛実（くれさと　あいみ）について歩く/善行に、これまたついて歩きながら、そのヘンな/会話に小首をかしげた。