アリマヨリユキ
目次
アリマヨリユキ (ありまよりゆき)
1.数学大名と言われた江戸時代の大名、有馬頼徸。
リアル世界では、江戸時代中期の大名・数学者(和算家)。筑後国久留米藩の第7代藩主。久留米藩有馬家8代。
2.雨の日の剣聖さんの登場人物にして、前世では機械王。
重力による石器計算機を皮切りに計算革命を起こし蒸気機械式計算機を開発、ナポレオン時代に当時手に入ったばかりのホムンクルス技術で自らを改良し、兵器を続々と開発して輸出大国にした。海外では、OZで知られる。芝村閥に足を掬われたとのこと。おそらくは、(古い)セプテントリオンのブレインワーカーのオズボーン。
トヨタという筆名で数学の本も出している。
輪廻(レムリアへの転生)時に紋章の女神に遭い、枷として勇者の紋章をつけられたが、生まれてすぐに捨てられた彼を拾ったドワーフらに奪われた。 代わりに与えられたのは騎士匠の紋章と見れれるが、前世の記憶によりナイト以外のチェスピースも作成できる。 また、人型戦車の技術を組み込んで作っている節がある。
ドワーフに育てられたため、彼らしか使えないはずの電気系呪文が使える。 ドワーフの養子だが、騎士科に入った段階で、騎士見習いとして騎士として叙勲はされている模様。
彼を殺せば二年四ヶ月後にファルガナは滅びるという予言があったという。 彼のチェスピースを作る技術や予言を重視したファルガナ王家により王立学園にて監視されていたが、予測される飢饉を食い止めるため出奔しようとしていたところ、王女と剣聖さんの争いにより瀕死の重傷を負って剣聖さんの領地へ攫われた。
参考資料
- (Wikipedia 有馬頼徸)
- (雨の日の剣聖さん 第76話)「アリマヨリユキという名前は、自分で名乗った、でよろしいか」/「親には生まれてすぐに捨てられたようで、はい」/「その名乗りを持つ人物は知られている限り二人いる。ああ、前世という意味で、だが」/「はい」/「一人は数学大名と後に言われた人物……」/ヒサミツ殿は目を見開いて私を観察しながら言葉を続ける。/「もう一人は、機械王。重力による石器計算機を皮切りに計算革命を起こし蒸気機械式計算機を開発、ナポレオン時代に当時手に入ったばかりのホムンクルス技術で自らを改良し、兵器を続々と開発して輸出大国にした。海外では、OZで知られる」/(中略)/「なるほど。それではお答えしよう。証明はできないが。私は間抜けにも芝村閥に足を掬われた方だよ」
- (雨の日の剣聖さん 第76話)「紋章の女神様、ですか」/「そんな顔はしないでくれ。彼女は実在する。こっちに輪廻するときに、会った」/「なんと」/「私は殺し過ぎたので、枷をはめる、と。私としては今度はうまくやるつもりだったのでどうでもよかったんだが」/私はなにもない自分の右手を見た。/「彼女は彼女なりに人間や他種族を心配していたのかもしれない。もっとも、親の心子知らず、その枷を外したのは他でもない彼女が護ろうとしたものたちだった。実に愚かしい話さ。人間は結局、どこでも人間だ」
- (雨の日の剣聖さん 第16話 雨の日の騎士匠さん)「私を殺せば二年四ヶ月後にファルガナは滅びる」/「もー。なんなのさ。その予言! いいだろ、僕に殺されたってさあ」
- (雨の日の剣聖さん [1] 第19話 お詫びの錠前)どう言って錠前を受け取って貰おうかと考えていると、先輩は短く呪文を唱えて切断された錠前をくっつけてしまった。/「接着……じゃない。これは溶接の呪文ですね」/(中略)/「でも。電気系呪文はドワーフしか使えないのでは、先輩ドワーフの縁者なのですか?」/「僕はドワーフに拾われたんだよ」
- (雨の日の剣聖さん 第27話 外伝:文官候補生の災難)「水墨画は故郷の絵でして。あ、魂の故郷というか」/「日本、だな」/「そうです! もしかして、転生者さんですか」/「その言い方からすると平成半ば以降から?」/「あ。はい。そうです。先輩は違うのですか」/「私はそちらの表現に合わせると江戸時代の人になるな」
- (雨の日の剣聖さん 第30話 騎士匠さんと黒猫)「いや、当然の警告とは思う。騎士とは名ばかりのドワーフの養子である私から見ても、変な噂が立ちかねない動きだ」
- (雨の日の剣聖さん 第33話 たわいもないおしゃべりが危険)「ところで先輩は騎士なんですよね」/「騎士見習いだな」/「騎士科に行った人で叙勲を受けなかった人はいないと聞いたことがあります」
- (雨の日の剣聖さん 第36話 外伝:ニューチャレンジャー!)幸い先輩はものすごく計算が得意でトヨタって筆名で数学の本をだすくらいの人なんで、経理はばっちり。
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- 編集委員/十五夜 (2025/09/30):項目新設。