エレメンタル・ローズ
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エレメンタル・ローズ (えれめんたる・ろーず)
1.プリント・ブレインの帯裏で2016年春の発売が予告され、その後WR/2016/10/27にKADOKAWAから発売された小説の名称。略称はエルバラ(エレロズ、エレバラと呼ぶ人もいる)。
現実の地名や地形を舞台に、精霊を部下にしたり、武器に変えたりして拠点を取り合う位置情報ゲーム「エレメンタル・ローズ」をプレイする登場人物たちの群像劇。
2.1に出てくる推定2021年頃、宮林忠義の父親が半年間かけて開発していたスマホゲーム。 小説の舞台となる2023年には国内400万人のユーザを誇る一大コンテンツとなっている。
4つの陣営があり、それぞれ特徴を持つ。
- 赤い薔薇(火の精霊):攻撃的な精霊で多種多様な攻撃スキルがある。
- 緑の薔薇(土の精霊):防御的な精霊で、拠点強化が得意という。
- 青い薔薇(水の精霊):多人数連携を得意とする万能型。
- 白い薔薇(風の精霊):一撃の威力は小さいが連撃とコンボを豊富に持つ攻撃型。
WR/2016/11/15から10日間の日程で、ソロゲーム「新宿・ビルの戦い」が開催された。
登場人物
陣営:青い薔薇(水の精霊)
- ミカ・ハミルトン:水の精霊軍団の主席。9歳の頃、東京オリンピックの年(2020?)に「硫黄島からの手紙」という映画を見て日本シンパになる。2年後に軍人である父親の沖縄勤務についてきて、4年後、父親が海軍を辞め日本で商売を始めるにあたって、日本に残った。
- 柳智雄(やなぎともお):ミカのお守りを任されて3年になる。当時10才(?)のミカに惚れて告白したが振られた過去を持つ。ミカとの行き違いから後に火の精霊軍団に転属(亡命)した。
- サイトウ:本名は勅使河原(てしがわら)。二十三歳無職。水の将のひとりで、歌舞伎をフィーチャーした変顔をしている。水の精霊10万をつぎ込んで鎧化したクマドリアーマーをまとう。
陣営:赤い薔薇(火の精霊)
- 宮林忠義(みやばやしただよし):2006年生まれの高校2年生(推定17才)。中学卒業直前に父親が過労死した。ゲーム「エレメンタル・ローズ」を開発している最中だったため、彼にとってこのゲームが特別な意味を持つことになってしまった。自分の美貌で女性らにちやほやされるのが嫌で仮面を被っている。
- 荻野高虎(おぎのたかとら):忠義の自称親友。同じ高校の先輩(3年生)にあたる。
- 赤城丸(あかぎまる):三十九歳独身オタク。社交性は自分ではあると思っている中堅企業の総務部に勤める冴えない上に頭が寂しくなっている男。巫女王代理として軍団で権勢を誇っていたが、水の軍団との戦いでの大敗で責められ炎上し、巫女王を連れて風の精霊軍団に亡命しようとするも、柳に阻まれ、ひとり亡命した。
陣営:緑の薔薇(土の精霊)
- 大山東(おおやまひがし):恰幅の良い髭のおじさん。フラワーアレンジメントの資格を持つ。
陣営:白い薔薇(風の精霊)
1巻時点で情報なし。
参考資料
- (プリント・ブレイン 帯裏予告)「俺ってやっぱりゲームの人なんだよね」/そんなことをぼそりと呟く稀代のクリエーターにしてゲームデザイナー、芝村裕吏。/その彼がいま一番書きたいと願った物語は、やっぱりゲームがど真ん中でした。/その物語(ゲーム)の名は、『エレメンタル・ローズ』/そのゲームは武将を生み、アイドルを育て、人を救う/そのゲームは、父の「忘れ形見」/2016年春 発売予定
- (エレメンタル・ローズ 1)
- (togetterまとめ 芝村さんによる内容紹介「エレメンタル・ローズ」)
- (togetterまとめ 【芝村さんによる内容紹介】黒剣のクロニカ&エレメンタル・ローズ)
- (togetterまとめ 【11/15にミニゲーム開催!】エレメンタル・ローズ発売記念)
- (エレメンタルローズ 年表 (ネタバレ注意))
- (芝村氏ツイッター発言 2016/10/27)という事で、エレメンタル・ローズ発売日になりました。
略称はエルバラ。