幻獣

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幻獣 (げんじゅう)

あしきゆめにしてヤオト体クーラ・ベルカルドの後に幻獣は現れる。 第5世界幻獣油そそがれし者とも呼ばれる。 第5世界もといガンパレード・マーチでは幻獣人類の存亡を賭けて戦うことになる。


月読が人間の同調能力を利用して、第5世界の人類のあしきゆめ第4世界の情報をミックスして半実体化させたもの。 その実体は、衛星軌道上の黒い月の中心にあった聖銃月読重力レンズによりサンカウ・ワールドタイムゲートからの第6世界第7世界の人口情報を遮断し、己に集束。同時に第5世界の人間によるあしきゆめの情報及び同調能力をも遮断・集束。その情報がミックスされ、聖銃の端末(世界の異物を排除する存在)として、異物である人類を攻撃するようになったもの。 聖銃の機能である「存在する世界に合わせた機能最適化」により、端末として最適であるように詳細が決定され、精霊回路同調能力を持つ存在として設計。そしてその精霊回路によりリューンで肉体が形成される。

あるいは、クーラ・ベルカルド彼のもの(あるいは聖銃 天照)のゲートハック機能(ヤオトハック)を使用してワールドタイムゲートにより半実体化させた第4世界人。


この幻獣という存在は、他のワールドタイムゲート経由の情報と矛盾し、他のゲートから常に否定されつづけるためとても不安定であり、人が「そこに幻獣がいる」と同調するから辛うじて存在しているにすぎない。 よって、兵士が「幻獣を倒した」と思った途端、同調作用が低下し、さらに他のゲートが存在を否定することで、姿を消してしまう。

この「ゲート間の情報の不整合が起きた存在」を、「半実体」と呼ぶ。


黒い月出現以前は「あしきゆめ」以後は「幻獣」と表記。

幻獣が出現(実体化)の時に曇るのは、雲型幻獣ヘカトンケイルやその仲間が現れている為。

サイズ別にマリオネット=大型、ドール=中型、パペット=小型に分類される。ちなみに、「スキュラ」「中型」幻獣サイズ。それ以上の幻獣が出たときは第7世代メルドに任せるか、逃げるしかない。

なお、第5世界幻獣共生派のうち第5世代が同調により変身したものも含まれる。 幻獣の死体は自然に帰化し、その跡には自然が復活する。 しかし、第5世界幻獣共生派の場合は、同調能力により幻獣化しているので、自然に帰化せず死体として残る。

第6世界群の1つに幻獣が侵攻した事例があるが、それは第4世界幻獣ではない。第4世界人ではない「他世界勢力」だという。 コミックス式神の城ねじれた城編でもアーカウ要塞の出現の際に機神幻獣が現れている。

また幻獣のネーミングには、元々善良だったものが悪しきものに変えられた物、悪しきものだと見られるようになったものや、ヒューマノイドもしくはヒューマノイドと他の生物との合成型のモンスター名という共通点がみられる。 幻獣の命名は世界の真理や様々な知識に長けている芝村一族が行った。

共通するデザインは以下の通り。

  • 目が赤い(瞳が猫目で中に複雑な文様(精霊回路)が書き込まれている)
  • 目が大きく、数が多いほど強い
  • 同調能力を持つ(一体化する)
  • 口と爪がない。指先はすっぽり角質で覆われている
    • (GPOにおいては一部例外がある)
  • 幻獣は基本的に群生と共生で成り立つ。大型幻獣を中心とした、森や海のような一つの調和した世界であり、大型幻獣を苗代に自然を再生させる力を持つ。
  • 6属12科の体系に分類される。ただし、希に複数の分類にまたがる幻獣がいる。

6属は骨格構造で分類される。

    • 直脚属:一旦横に伸びて、その後地面へ直角に曲がる脚を持つ。4脚。
    • 鳥脚属:とりあし。4脚。通常歩行は2脚
    • 六脚属:哺乳類に似た脚の構造を持つ。脳に当たる神経節が2つある。
    • 外骨格属:セラミック装甲を持った幻獣。手足を持たないが可動する装甲を12個持つ。
    • 非骨格群体属:半実体型幻獣。非常に小さく、群れで行動する。
    • 人型属:人。われわれと同じ骨格構造を持つもの。リリパット(小神族)も同じ。幻獣側に寝返った第5世代もこちらに分類される。

12科は以下のとおり

    • 光砲科:基本は直脚属。身体の各所にある目からレーザーを発射する。
    • 障壁科:直脚属。身体の各所にある目から光学障壁を出す。
    • 飛翔科:鳥脚属。別種で小型の飛翔科共生体と組んで複数の翼を使用して空を飛ぶ。
    • 走鳥科:鳥脚属。2本足で高速で走るタイプ。蹴爪で格闘も可能。
    • 擬竜科:鳥脚属。前足も使い4本足で地上を歩くタイプ。
    • 双頭科:六脚属。平行して頭が2つあるタイプ。頭は通常役割分担をしている。器用。
    • 中節科:六脚属。胴体中央にコブ(後退した神経節)を持ったタイプ。
    • 装甲科:外骨格属。他の生物に張り付き栄養をもらう共生種。蟻の様な社会を持つ。
    • 浮殻科:外骨格属。体内に軽い気体を詰め、浮かぶタイプ。巨大なものもいる。
    • 寄生科:非骨格群体属。何らかの実体に寄生・同調し、これを身体として使う。
    • 雲海科:非骨格群体属。ほとんど幽霊であり、明確な意思を持つことはない。
    • ペンタ第5世代:思念が外見に反映する。感応能力を持つ。極端に同超能力が高い人間。

主な種類・第5世界に出現した幻獣

黒い月出現前

ガンパレード・マーチ

ガンパレード・オーケストラ

その他(設定のみ)


基本能力

人類と同程度の思考・戦術をもつ。 テレパスによって相互通信を行う。これに制限はないが、能力はゴブリンで技能5レベル相当である。

参考資料

  • 旧謎板 過去ログ59 No4596やがみ回答
  • (旧謎板 4533 やがみ回答)Q>3)仮定2:身近に寄生対象のない聖銃が、地上の人類全体に働きかける/A>OK
  • (旧謎板 4533 やがみ回答)Q>4)仮定3:聖銃は、人類の同調能力を利用して半実体を形成している。/A>OK
  • (旧謎板 4533 やがみ回答)Q>5)推論1:幻獣は、第5世界の人類の「あしきゆめ」と別世界の人口差分情報のミックスが元になっている。/A>OK
  • (世界の謎掲示板 19221 芝村回答)Q>3精霊機導弾事件が起こった前と後で第5世界の幻獣に変化はありましたか?/A.クーラのあとに幻獣がでるんですよ。
  • (アルファ・システム サーガ p.111)そして「彼のもの」本体がウスタリWTGをこじ開けて移動を始める前に、そのゲートハック機能を利用し、第5世界への逆侵攻を企てたのであった。/かくしてクード標準暦で二七六六年、ついに第四世界人の軍勢は、半実体化したあしきゆめ・幻獣の姿をとり、第五世界ヨーロッパ・中東への侵攻を開始する。黒い月の出現と、ほぼ同時期であった。
  • (アルファ・システム サーガ p.111)(前略)WTG経由で出現と消滅を繰り返す幻獣にはあまり効果がなく、(後略)
  • (アルファ・システム サーガ p.111 註12)ヤオトハックされたWTGから夢や幻のように人口密集地域に実体化し、人間達を残忍に狩り殺すあしきゆめ。小型・中型・大型と六属十二科のタイプに分類される。何故か、幻獣軍の襲来は夏になるとやみ、自然休戦期が訪れる。
  • (GPO掲示板 05254 芝村回答)Q>第四世界人はヤオトから逃れるためにガンパレの世界にやってきたということでしょうか?/A>その通りです。貴方は筋がいい。/Q>人が幻獣に見えているというのはゴブリンなどの小型ならわかりますが、巨大なオウルベアーや空に浮かんでいるスキュラなどもそう見えているだけなのですか?/A>乗り物というのがあるんですよ。

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