モコス

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モコス (もこす)

モコス1型/2型 熊本の意地 形式名称 MMD−001A/B <式神号>

頑固者という意味の熊本弁、モッコスから取られた名を持つ小型駆逐戦車。式神号の名前を使っている者は非常に少ない。 軽ホバー輸送装甲車<八式>のシャシーを原形に、2ケ月という期間で開発から実戦投入までを行った伝説的な小型駆逐戦車。小さなボディに、つけられる限界までの分厚い装甲を装備し、旋回砲塔を外して空いた上面に士魂号L型の120mm砲を無理矢理装備したという機体で、外見はかわいいデザインの戦車となった。ホバー戦車であり、20cm程度の極低空を這うように走る。最大自足は30kmで同時代のどの戦車より遅い。砲の旋回もできない。最大仰角は10度。

元々、軽輸送車を重戦車にするアイデア自体終わっている感じがする機体であったが、拠点防衛戦で使う分には十分な装甲と火力を持っており、また量産性が非常に高いこともあって不足する士魂号(L)の埋め合わせとして500両以上が生産された。生産工場から戦場まで10kmといった状況では機動性自体あまり問題にされなかった。頑固者の名の通り、一度居座ったらしぶとく生き残り、120mm砲を撃ち続け、ぶっ壊れた後も盾として使われるという恐ろしい戦車であったため、この戦車に命を救われた戦車は多かった。

本機は511両生産された。


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