風歌
風歌 (かぜうた)
アルガナの女神(東方三王国の剣と運命の女神/かまどの女神)が、何も持たぬ最弱の種族ゆえに人に与えた魔術のこと。 最古の魔術の一つで、少々意味不明のただの歌で子守唄でもある。
人によっては悪夢覚ましの魔術くらいにはなる程度のものとミュンヒハウゼンは言っていたが、霧島零香が中途半端に覚えて間違えた結果、完全になったようである。
歌詞
失くしたもの、滅びたもの、遠い故郷、太古の鼓動、草の音、かまどの光、丘の風・・・。 それは遠い日のほのかな思い出。 行く末、未来を思う時、人は輝きを思い出し、歌を歌う。 風歌、我が心の闇を照らせ。 風よ聞け、長い長い刻を経て、女と風が再び揃うこの時を。 それは絶望の中で瞬く一筋の光輝。 暗黒にあらがう小さな砦、引き継いだのは人間族。 もっとも弱い、光の種族。 小さな砦を心に隠し一人の人の子、子をなした。 子は子をなし、子の子は子をなし久遠を待った。 今、一人の女の裔として、地上に満ちる光を束ね、我は魔術を使役する。 魔術の名は、「希望」。 また来たわよ。ほの暗いものよ。
参考資料
- (式神の城3 ミュンヒハ ウゼン&零香 デモ)零香:風歌ってなに? /ミュンヒハウゼン:・・・古い思い出でございますよ。/人が魔術を使うのは、牙も毛皮も翼もない為だという、そういう話でございます。/アルガナの女神は、何も持たぬ最弱の種族ゆえに人に魔術を与えたとされております。/(中略)/零香:で、未来の私が風歌を教われって言うんだけどぉ、ミュンちゃん知ってる?/ミュンヒハウゼン:それはもちろんでございますが。/零香:どんなの?/ミュンヒハウゼン:ただの歌でございますよ。少々意味不明の。ただ、人によっては悪夢覚ましの魔術くらいにはなるかもしれません。/ミュンヒハウゼン:最古の 魔術の一つで、子守唄でございます。しかし、解せませんな。なぜそんな旧式で弱い魔術を・・・。/(中略)/ミュンヒハウゼン:歌を間違えたから完全になったのか・・・。何て事だ。この方は本物の・・・。
編集履歴
- 編集委員/十五夜 (2017/02/01):項目新設。戯言屋さんの無名世界観におけるシオネアラダ神話のデータ(ネタバ レ注意)からぼちぼち抜き書き中。