ハキム
ハキム
マージナル・オペレーションの登場人物。最初の二十四人の一人。正確には最初の二十四人の中にハキムという名前の少年は3人おり、明確にわかっているのは以下の二人。
小さいハキム
村から共についてきた少年。
風邪をひいてソフィア・グリンウッドと共に宿舎に居残っていた際、強襲を受け殺害される。さらに遺体はトラップの爆弾を仕掛けられ爆砕された。いずれ去る子供たちの国における最初の死者であり、最初の二十四人における現時点で唯一の犠牲者。
漫画版では、キシモトと対話し、部隊に損害を与えないために自ら死を選び、挑発してトレバーに殺害された。
レインボー作戦における拠点は、彼の名にちなんでキャンプ・ハキムと名付けられた。
本編および『[F]』の登場人物解説では、イラン人。キャンプ・モリソンのオマル隊に所属。生まれついての詩人と呼ばれる。
ペルシャのハキム
あるいは天才のハキム、とされる。
『空白の一年』で登場。最初の二十四人に最後に加わった少年。シベリア共和国人。自由戦士社から離脱して、流れてきたアラタに自らをイラン人と偽りスパイとして接触したが、あっさりと身元を見抜かれてなし崩し的に部隊の一員となる。宇宙開発用の秘密都市で、人間コンピュータとして調整された血統の出身と自称。
数学の成績が落ちてきたため、スパイにさせられた。元々は別作品に登場予定だったとか。
参考資料
- (マージナル・オペレーション02)イラン人。少年少女兵の一人で、ジブリールたちに比べると年少。生まれついての詩人。
- (マージナル・オペレーション[F]第2話「父について」p60)助けられてきたのは事実なんだから、見た目で判断するのはおかしいという、ハキムの意見が代表例だろう。
- (マージナル・オペレーション空白の一年[下] p161)年齢は、1◯歳には見えない。一桁だろう。
- (マージナル・オペレーション空白の一年[下] p235)「僕の生まれた都市が……根こそぎ皆殺しされます。宇宙開発用の秘密都市なんです」/「本当です。あと、二◯世紀からの話です。僕たちは弾道計算をする計算機として血統を調整されています」
- (マージナル・オペレーション空白の一年[下] Kラノベブックス版あとがき)
編集履歴
- 編集委員/名無しさん (2018/07/13):項目作成