新田良造
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新田良造 (にったりょうぞう)
遙か凍土のカナンの登場人物で主人公。新田良太とは血縁関係に当たる。
農家の三男坊として生まれ(その為幼少時の名前は良三となっている)、母親に甘やかされて弱い男子に育つことを危惧した父によって遊び人の伯父である新田良平に預けられ、財に執着しない働き者な性格に育つ。22の頃、政治家の田中正造に感銘を受け自らの名前を良造と字を改めている。
中学を卒業後、農学校に行くはずが、志願して軍学校に入学。優秀な成績を収め、幹部候補生として騎兵科へと進む。
日露戦争、黒溝台会戦で活躍するも負傷して帰国。ロシアの元将軍クロパトキンとの縁で出会ったコサックの令嬢、オレーナを助け、親日のコサック国家を建国する密命を帯びる羽目に。
女性関係に対しては「ロバ」と称されるほどの鈍さ。半面、戦闘においてはあらゆる武器を使いこなして相手を叩き潰す天賦の才を持つ。
趣味は釣りと馬の世話で、旅の間も暇があれば魚釣りに興じていた。
ユーラシア大陸を2年かけて踏破し、ロシア帝国のプーチンスクへと入植。コサック・ユダヤ・共産主義者の入り混じる街を作っていく中、タジキスタンで出会ったジブリールとの再会、オレーナとの別れ等を経験し、最終的にシベリア共和国を建国するに至る。
オレーナとの間に娘アングリカを設け、親友ヨシフの子ヤーコフを養育した。また、日本で同棲していた女性藤子との間に私生児(新田良馬)がいたが、1972年に日本の地を踏んだ際も含め、生涯会う事はなかった。
タジキスタンでジニの部族を相手に大立ち回りを繰り広げたため、当地にヤポニヤ(日本)に関する伝説を残している。
参考資料
- (マージナル・オペレーション[F] 第2話「父について」p51)ヤポニヤといえば、悪鬼のように強くて、この世のどんな快楽にも揺らがないような、化け物じみた人間の国だった。村では寝物語に、よく聞かせられる話だ。僕も老人がソニーのラジオを指さしては、悪鬼の話をしていたのを知っている。/ヤポニヤ、ヤポン国。実際にある、とは聞いていたけれど、遠い国の話だと思っていた。それこそこの辺りで最後にニッポーズを見たのは、1◯◯年以上前の話だ。ジニが言うには、その時たった一人で村の男たちの過半が一方的に倒されてしまったという。
編集履歴
- 編集委員/名無しさん (2016/01/02):項目作成